2016年4月7日木曜日

My Way フランク・シナトラ (Frank Sinatra)

叔父はかなり歌が上手くこの曲が持ち歌のひとつです。確かにこの曲自体がそもそも素晴らしいのですが,叔父がこの曲をそこまで気に入っているのは,彼がこの曲の主人公に自分を投影しているためではないかと思います。この曲が男性に受けていることを考えれば,そう考えているのは叔父だけではないのでしょう。
My uncle is a pretty good singer and this is one of his favorites.  It's true that the song is beautiful in its own right but I think he loves it so much because he compares himself to the narrator of the song. Considering its huge popularity among men, I'm sure he's not the only one who feels that way.
My Way  (Frank Sinatra)
And now, the end is near
And so I face the final curtain
My friend, I'll say it clear
I'll state my case, of which I'm certain
I've lived a life that's full
I traveled each and every highway
And more, much more than this, I did it my way

Regrets, I've had a few
But then again, too few to mention
I did what I had to do and saw it through without exemption
I planned each charted course, each careful step along the byway
And more, much more than this, I did it my way

Yes, there were times, I'm sure you knew
When I bit off more than I could chew
But through it all, when there was doubt
I ate it up and spit it out
I faced it all and I stood tall and did it my way

I've loved, I've laughed and cried
I've had my fill, my share of losing
And now, as tears subside, I find it all so amusing
To think I did all that
And may I say, not in a shy way
Oh, no, oh, no, not me, I did it my way

For what is a man, what has he got?
If not himself, then he has naught
To say the things he truly feels and not the words of one who kneels
The record shows I took the blows and did it my way

Yes, it was my way

そろそろこれで終わりだな
人生に幕を下ろす時が来た
なあみんな,
ここでハッキリ言っておくけど
これからみんなに聞かせることに
迷いなんかひとつもないぞ
充実した人生を
自分は今まで送ってこれた
やれることはなんでもしたし
それ以上のことだって
自分なりのやり方で
思った通りにやってきた

悔いだってなくはないけど
それでもそれほどあるわけじゃない
やらなきゃいけないことをして
それをきっちり最後まで
ひとつ残らず見届けた
様々な経路をきちんと地図にして
脇道を行くときは
気を抜かないよう注意した
それ以上のことだって
自分なりのやり方で
思った通りにやってきた

確かにそんな時もあったな
お前も知ってるはずだよな?
欲張り過ぎて失敗したよ
だけどずっとその間
たとえ変だと思っても
構わずとにかくやってみて
ダメならそれで諦めた
逃げも隠れもしてないし
堂々と胸を張り
自分なりのやり方で
思った通りに生きてきた

恋だってしてきたし
時には泣いたり笑ったり
いい思いもしてきたけれど
それなりに痛い目にも遭ったんだ
だけど今
泣きたい気持ちがおさまると
そんなこともなにもかも
みんな楽しい思い出だ
そういうことをやってきたって
そんな風に考えてると
臆面もなく言ってしまえば
自分なりのやり方で
思った通りに生きたんだ

人間っていうものは
それまで何をしてきたか
それで決まってくるんだよ
自分らしく生きなくちゃ
生きている価値はない
本当に思ったことを怖れず言って
負け犬が言うような
そんなことを言ったりしない
今までやってきたことを
見てみればわかるけど
痛い目にも遭ってきた
だけどそういう時だって
自分なりのやり方で
思った通りに生きてきた

そうなんだ
これが俺の人生だ

(余談)

この曲を聞いてこの手の曲はリリースする時期が難しいのではなかろうかと思いました。なにしろ功成り名を成し遂げた(と思われる)人物の人生の最後を歌った曲です。ヴェテランと呼ばれるアーティストが歌うのならばともかく,数年前にデヴューしたようなアーティストでは無理でしょう。

かといって,逆に「そろそろかな・・・」というようなアーティストが歌ってはそれはまた別の意味で虚心で聞きにくいような気がします。

したがって年齢で言えば40代~50・60代あたりのアーティストが歌うのが聞く側としてはありがたいのかもしれません。

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